翻訳者必携虎の巻:翻訳者の心構えと、正しい翻訳作業のプロセスとは?

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猪浦道夫・加藤真美 共著 翻訳者必携虎の巻」(PDF版) 定価 2,000円

  1部は翻訳家を目指す人が知っているべき心構えについて様々な角度からアドバイスするコラムからなっています。21世紀の翻訳家が知っていなければならないITやコンピュータ利用のテクニックについては特に、優れた特許翻訳家である加藤真美氏のコラムを書き下ろしです。翻訳者としてデビューしようとする人のためのオリエンテーションになっています。

  2部は、猪浦先生の豊富な添削経験をもとにまとめたいくつかの翻訳公式とその演習問題からなっています。この項目のさらに専門的なスキルに関しては、「日本人のための再チャレンジ英語6巻」に述べられていますので、これと併用していただくと大変効果的です。

 

  翻訳者必携虎の巻 目次

前書き

第1部 翻訳者の心構え

  1 翻訳とは 2 よい翻訳とは 3 特殊技術としての翻訳 4 意訳と直訳

  5 スピーチレベルと訳文 6 辞書 7 その他の資料 8 得意分野と資料

  9 機械翻訳 10 実務英語の注意点 11 辞書にない単語

  12 習慣や生活様式などの知識 13 言葉遊びと翻訳 14 経済に関する英語

  15 契約書の英語 16 商業英語 17 他の外国語 18 先端技術の翻訳(カタカナ表記に関して)

  19 翻訳作業とコンピュータ 20 翻訳作業の効率化 21 インターネットを利用する文章の書き方

  22 特許翻訳

第2部 翻訳家のための頭の体操

序  翻訳作業のプロセス

法則その(1) 類別詞表現の巻 「牛肉の1キロをください」

法則その(2) 並列された副詞の巻 「上に北に」

法則その(3) 誰も指さない代名詞の巻 「それは誰でもない人のせいだ」

【コラム(1)】  絶対最上級・絶対比較級に要注意 「君のカレー、最高!」

法則その(4) 付帯状況句の巻 「閉じられた本をもって聞きなさい」

法則その(5) 日本語とテニヲハが異なる動詞の巻 「私はゴキブリを憎む」

法則その(6) 群動詞だか何だかわかならないの巻 「絵を横切って来た」

【コラム(2)】  形容詞はどこへかかるか  「美しいのは水車小屋か美女か」

法則その(7) 他力本願動詞の巻 「私はつまらない」

法則その(8) 変な自動詞の巻 「契約書は読む?」

法則その(9) 物主構文の巻 「彼女の拒絶は私を驚かせた」

【コラム(3)】  スピーチレベル 「てめえ、早く召し上がれってんだよ」

法則その(10) 形容詞的用法の不定詞の巻 「書くものがない、ペンか紙か」

法則その(11) コプラ動詞の巻 「甘い匂う」

法則その(12) 論理転換構文の巻 「あまりに話す用意がある」

 

下記、 カスタマーレビューをご紹介いたします。


「翻訳者必携虎の巻」
     

 翻訳者を目指して勉強中の者です。

 前半の「翻訳者の心構え」では、そろえておくべき参考資料や調べ物の仕方、整えておくべきPC環境や効率的な作業方法など、語学以外のアドバイスも豊富に掲載されています。

個人的には、「インターネットを利用する文章の書き方」が特に勉強になりました。私は「インターネットを使えば、文の正誤判断が簡単にできる」と聞いてはいたけれど、ネットではどこまで信用できる情報なのかわからず、結局調べ物をしてもよくわからないということが多々ありました。けれども、この本の中では実際の例をあげながら、翻訳者がどういう手順で調べ、何を基準に「自然な文」と判断するのかが述べられており、とても参考になりました。

なかなか翻訳者の生の意見をお伺いするチャンスがないため、実際に第一線で活躍される先生方の声を聞くことができ、とても嬉しかったです。

 後半の「翻訳者のための頭の体操」では、まずその練習問題の数の多さに驚かされました。

今までは漠然と「英語をはじめ西洋言語には、日本語にしにくい構文がいくつかあるようだ」と感じていただけですが、文法項目ごとにピックアップされた問題を解く中で、自分が「法則9. 物主構文」と「法則12.論理転換構文」を苦手としていることに気づきました。今後はこういった構文には注意してあたり、自分でサンプルを集めて弱点を克服していきたいと思います。

 薄いながらも読みごたえたっぷりで、独学で手の届かないところをしっかりとカバーしてもらったように感じます。どうもありがとうございました。

(埼玉県 YN)

 

     

 

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