【多言語同時学習】イタリア語・スペイン語・フランス語・ドイツ語の最適な語学参考書は? <この1冊>

 

イタリア語、スペイン語、フランス語、ドイツ語の文法体系を把握し多言語同時学習がしたい。最適な参考書を教えてください。

過日、米国在住の読者から、「語学で身を立てる」を読んで、私が述べた「言語学習のさいの理想的プログラム」実施したい、ついては「文法体系の把握」を可能にする適切さな参考書を推薦して欲しい、というメールをいただきました。

今回はこの問題にお答えしたいと思います。

 正直言って、この問題は普段セミナーに参加してくれている「馴染み客」の生徒さんからもたびたび聞かれるのですが、「ベストの入門書」って大変難しいのです。私が勉強不足なのか、最近の新刊書にロクなものがないのです。

藤原正彦氏が言っておられるように、若い人の知的レベルが格段に落ちているとしか思えないです。

ともかく書きやすい言語から、正直ベースで書いてみます。上記の読者が、 スペイン語、フランス語、イタリア語、中国語、韓国語をマスターしたいとおっしゃっているので、まずこの5か国語から(書きやすい順に)お話ししたいところですが、あいにく中国、韓国語は私の専門でないので、代わりにドイツ語の参考書を挙げておきます。

最適なイタリア語の参考書 

これは現状では 長神悟「イタリア語のABC」(白水社)を推薦します。

長神先生のこの本はまじめに学習しようとおもっている人向けには、現在望みうる最良の本だと思います。(もうすぐ私がもっといいの書きますけどね。といいつつ、10年経ってしまった。)欠点は、練習問題(特にドリル系)が少ないのと、発音を示したルビがうるさい(これは著者のせいではないが。でもそれを指定したのなら著者のせい。)イタリア語なんぞ、ルビは必要ないのです。ドリルが少ないのは、マリーサ・ディ・ルッソ「イタリア語練習問題帳」(白水社)で補ってください。

ただ、イタリア語文法は一筋縄ではいかないので、中級、上級レベルになるとこの入門書だけの知識では足りません。坂本鉄男「現代イタリア文法」(白水社)がどうしても必要になります(それでも足りないけど。じゃ、どうするんだ。2年待ってください。私がどうにかします。) 

他のイタリア語の辞書、参考書、文法書についてはこちらにコメントと共にご紹介していますので、ご覧ください。

⇒https://polyglot.jp/blogs/study-method-it/recommended-dictionary-it

 

 

最適なスペイン語の参考書

 スペイン語はイタリア語と異なり、(意外にも?)きちんとした言語なので、真面目に書かれた本であれば、どれを使っても充分なんとかなりますが、あえて私はややマイナーな次の一冊を推薦します。(入手できるかな)

   興津憲作「基礎イスパニア語」(創元社)

 この著者は巷の先生らしく、上智や外語の教授たちのような臭いがありません。なかなか独創的なオツムの方とお見受けしました。練習問題もほどよく。丹念に学習されたらばっちり基礎力がつくと思います。この本はルビが振ってないところが素晴らしい!この著者は続編とも言える「中級」の本を出されているようですので、それもお勧めします(この著者なら、きっといい本に違いない)

他のスペイン語の辞書、参考書、文法書についてはこちらにコメントと共にご紹介していますので、ご覧ください。

⇒ https://polyglot.jp/blogs/study-method-es/recommended-dictionary-es

 

最適なフランス語の参考書

 一番困っているのがフランス語です。私は初級を日本語の教科書で習わなかったものですので。特にフランス語の場合、発音アレルギーの方が多いようです。ひとつ言えることは、フランス語の場合、ここ20年ぐらい私が知る限りまともの入門書が出ていないということです。最近ある生徒に「ルミエール」の文法編を見せてもらったのですが、レベルが低くてお話になりません。ともかく何か挙げないといけませんね。

私の手元にあるもので、次の2冊がまともでしたので(よいとは言いませんが)、挙げておきます。

  土居寛之&田島宏「基本フランス語文法」(昇竜堂)

  田島宏「初歩のフランス語」(昇竜堂)

 この後、中級以降で適宜参照したい文法書がまたないと来ています。ただしその代わり、仏和辞典はすばらしくよくなっており、それで代用はかなりきくのですが、どうも最近の学習者は本当の辞書の使い方を知りませんね。単語帳と思ってますね。もし手に入ったら、次の本を持っていることをお勧めします。

  小林路易「テーブル式フランス語便覧」(評論社)の旧版(新版は改悪されましたので良くありません)

他のフランス語の辞書、参考書、文法書についてはこちらにコメントと共にご紹介していますので、ご覧ください。

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最適なドイツ語の参考書

 ドイツ語も入門書は多すぎてどうにもなりませんが、一応次の2冊をお勧めします。

  三室次雄 「ドイツ語123―文法+会話+解釈」(三修社)

  福田幸夫 「英語でわかるドイツ語入門」(第三書房)

 数ある本の中でどうしてこのお2人の本を推薦するかというと、理由は簡単で、私自身が習得に苦労したドイツ語で、私にいろいろと(他の本に書いていないことを)サジェストしてくれたのがこのお2人の教授だからです。福田先生の本は上記を本を見たわけではないのですが、彼が書いた入門書なら間違いない(&面白い)も確信するからです。

他のドイツ語の辞書、参考書、文法書についてはこちらにコメントと共にご紹介していますので、ご覧ください。

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