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本格的にイタリア語を学び始めた方、ビジネス利用、翻訳家、通訳などを
目指す方々のための講座です。時事文講読から作文、会話、語彙増強のコラム、
学習相談など満載です。もちろん初心者の方も講読歓迎。


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皆さん、こんにちは。
このメールマガジンは、ポリグロット外国語研究所が
お届けする「プロ志向の本格的語学学習者」のためのイタリア語講
座です。もちろん初心者の人にも役に立つ、学習上の貴重なヒント
が満載です。

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1. 時事イタリア語講読のクラス(1)
2. ボキャブラリーパワーアップのクラス(1)
3. 作文及び実践会話スキルのクラス(1)
4. イタリア語学習なんでも相談室(1)
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1. 時事イタリア語講読のクラス(1)
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今週の課題です。訳例と解説はいつものように次週掲載します。
La borsa di Tokyo azzera i guadagni di inizio giornata e
chiude in calo, appesantita dal rafforzamento dello yen e
dai realizzi sui titoli tecnologici come Tokyo Electron.
La societa' tech ha chiuso in rialzo dello 0,27% a 7.540 yen
dopo essere salita nel corso della seduta fino a 7.790 yen.
Il Nikkei e' sceso dello 0,53% a 10.769,2 punti, l'indice
Topix dello 0,86% a quota 1.033,99.
"Quando abbiamo toccato gli 11.000 punti del Nikkei, i trader
hanno deciso che era il picco massimo e hanno incassato i
guadagni sui tecnologici", dice un gestore.
In avvio il Nikkei ha raggiunto un rialzo del 2% salendo
oltre gli 11.000 punti per la prima volta dal 14 giugno,
per poi ripiegare sull'onda delle prese di beneficio.
La forza dello yen ha penalizzato i gruppi esportatori,
come le aziende automobilistiche. Tra le tlc, NTT DoCoMo
e' sceso del 3,56% a 271 yen, KDDI ha perso il 2,45% a
359 yen.
Ribassi anche per le banche, con Mizuho Holdings in calo
del 2,41% e l'intero settore sceso in media dell'1,74%.
In controtendenza il produttore di chip Toshiba, sulla
scia del forte rialzo dell'indice settoriale di
Philadelphia venerdi'

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2. ボキャブラリーパワーアップのクラス(1)
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今週の法則:過去分詞の女性形は名詞をつくることが多い

今週は上の法則を覚えて、新しく学ぶ動詞が出てきたらすかさず過
去分詞を確認し、その女性形(たまに男性形)が名詞になっていな
いかチェックしましょう。
それでは、10語ほど検証してみましょう。
不定法 過去分詞 過去分詞女性形
entrare > entrato > entrata (入口)
uscire > uscito > uscita (出口)
vedere > visto(ビザ) > vista (視覚)
rivedere > rivisto > rivista (雑誌)
suonare > suonato > s(u)onata (ソナタ)
cantare > cantato > cantato (カンタータ)
salire > salito > salita (上昇)
scendere > sceso > scesa (下降)
scegliere > scelto > scelta (選択)
proporre > proposto > proposta (提案)
なぜ、女性形が多いのでしょうね。わかりますか?


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3. 作文及び実践会話スキルのクラス(1)
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作文に関する質問がありましたので、お答えします。

【質問】
「彼は弁護士です」 Lui e' avvocato のように、国籍や職業をいう
名詞には冠詞をつけないと習いましたが、英語では a lawyer と不
定冠詞をつけますが、イタリア語は Lui e' l'avvocato や Lui e'
un avvocato とは絶対に言わないのですか。

【お答え】
Lui e' avvocato が「彼は弁護士をしている」のように、職業が何
かに関心が払われているのに対し、冠詞がつくとニュアンスが変わ
ります。
Lui e' l'avvocato は「彼がその弁護士ですよ」「彼がくだんの
(例の)弁護士ですよ」といった意味になります。
Lui e' un avvocato はなかなか説明が難しいのですが、単に職業を
聞いているというよりはむしろ lui の人間的は性格や特徴につい
ていうために使われた表現です。言う人のイントネーションや表情
や目つきなどにより、いい意味では「彼はなかなかの弁護士ですよ」
とか「彼は(やっぱり)弁護士だねえ」のように、また、悪い意味
では「あいつはただの弁護士じゃないか」のような意味にもなりえ
ます。

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4. イタリア語学習なんでも相談室(1)
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【今週の質問1】
イタリア語の発音で famiglia の gli だけどういう発音なのかよく
わからず、うまく発音できません。どうしたらようでしょう。

【お返事】
確かに、日本人にとって発音が比較的やさしいといわれるイタリア
語において、子音ではこの音だけが特殊ですね。発音記号は y の
ひっくり返った記号を用います。この音以外は、イタリア語の子音
は日本語か英語にある音ばかりです。
この音はスペイン語の一部方言などにも聞かれる音で、例えば、ロ
ッシーニの有名な歌劇「セヴィリアの理髪師」のセヴィリアは
Sevilla で、スペイン語では普通「セヴィージャ」と発音する人が
多いのです。また、スペインの有名な作曲家に「三角帽子」を書い
たファーリャ Falla という人がいますが、これらはイタリア語の
gli と同じ音です。
発音を正確にするにはいい方法があります。
まず、日本語で「な~に?」と発音してみてください。「な」のと
きは舌先が歯茎のちょっと後についていますね。ところが、「に」
を発音するときは、舌先が下に下がって歯茎から離れ、舌の背がペ
ッタリ上あごについているのがわかりますか。
これを確認したら、この「な~に」の舌の位置とまったく同じ舌の
動きで「ら~り」と言ってみてください。このときの「り」が
gli です。
でも、イタリア人の中にも gli をちゃんと発音できないで li で
代用したり、g も発音しているひともあるぐらいですから、あまり
神経質にならなくてもよいでしょう。
またごく少数ですが negligente や glicine のように g を読んで
「グリ」の発音のものもありますので注意してください。

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