「英語、ドイツ語、フランス語の3か国語コース」を優秀な成績で修了されたR.O. さんがトリヴィウムコースの感想を寄せてくださいましたので、ご紹介したいと思います。
《トリヴィウムコースを修了して》
選択した中で、フランス語は全く学習経験がなかったので、途中フランス語の語順や時制には大いに苦しめられました。ただ中級ごろから語彙や文法の面で英語と通じる所も発見でき、最初は苦手だったフランス語もだんだんと楽しくなってきました。
英語とドイツ語に関しては学生時代みっちり勉強したはずなのですが、中級や作文を通じて、自分の知識のどこに足りない部分があるか再確認することができました。特に作文は訳語の選択に迷うことがよくあったのですが、毎回解説の中でニュアンスの違いも説明されていたので、大変わかりやすく、助かりました。
どの言語も翻訳に関しては、たとえば100%原文の内容を理解したとしても、それを読み手に伝わる日本語に翻訳するのは非常に難しく、訳語選択の難しさ、日本語の語彙力のなさを痛感しました。今後は翻訳家を目指して一年間の復習をしつつ、トライアルや検定などを受けて行きたいと思っています。
最後に、毎回非常に細かく添削・解説をして頂きありがとうございました。翻訳の勉強をしようと思った際に、他の会社の通信講座では「添削はあっても解説まではない」「質問しても答えてもらえない」といった噂がインターネット上にあったのですが、今回TRIVIUMコースは毎回添削・解説がとても丁寧でとても感謝しています。
今後また興味のある講座があれば受けようと思っています。一年間どうもありがとうございました。
【猪浦先生から】
Oさんは、英、仏、独の作文を通じてその実力には太鼓判を押します。語学能力は充分おありなので、今後翻訳のお仕事をなさる場合、語学以外の要素(各分野のことに対する知識と日本語記述能力)が問題となります。
Oさんは確か理系のご専門だったのではないでしょうか。だとすれば、需要と供給の面からも将来大変有望ですから、ぜひ小さいものからでも仕事のチャンスをみつけてどんどんチャレンジしてほしいと思います。「慣れ」というものも非常に重要です。
それと、多少とも専門の分野で訳してみたいと思うような本があったら少しずつ訳してみることをお勧めします。そういうものをストックしておくと、後で必ず出版する機会もあると思います。何よりも一冊の本を訳すというのは、目標が立てやすいですし、できた
ときの達成感もひとしおのものがありますよ。