CTスキャン プログラム :基礎英語文法力のオーバーホール

CTスキャン プログラム :基礎英語文法力のオーバーホール

あなたの英語力のウィークポイントをCTスキャンで診断します。                

英語力CTスキャン講座の趣旨

最近、テレビなどを見ていると、いろいろな人が(NHKのアナウンサーですら)「英語を覚える」という表現を口にします。「覚える」のは「英単語」や「文型」ならまだしも、「英語」は覚えるものではありません。

この表現が人口に膾炙してきているところを見ると、文科省及びその御用学者たちは「英語は覚える」ものと思っているに違いありません。かくて、英語は完全に暗記科目化してしまいました。

しかし、ほんの一握りの英語の達人はそれが間違いであることに気づいています。彼らは天性のセンスで、英語と日本語をよく観察しながら学習した結果、語学習得には「ロジックの力」と「セオリーの習得」が必要であること、それらに注目して学習すればすぐに外国語は習得できることを知っているのです。

と同時に、できる人ほど、自分が外国語のどういう部分がどれぐらいできるようになればよいかを知っています。いつまでもできない(と思っている)人ほど、自分がどのような英語力をどのぐらい身に着ければよいかを考えないで、漠然とネイティブのようにペラペラしゃべれる自分を妄想し続けているのです。

英語力CTスキャンが制作された背景

 この「英語のCTスキャン」は、長年、プロのための再チャレンジ英語、10か国語以上の翻訳指導に長年携わってきた猪浦先生の指導法ポリシーである

正しい英語を書けるために必要な知識とノウハウがすべての出発点である

という語学学習法のフィロソフィーをもとに、もっとも効率的で科学的な語学習得に応用してほしいという願いから制作されました。

ポリグロット外国語研究所の考えでは、 

1) 書ける人は読解において構文の取り違えをしない。従って、言葉としての英文を読み違うことはない。つまり誤訳しない。

2) 書ける人は、それをスムーズに口に出して発音するトレーニングを少しするだけで、たちまち話せるようになる。

3) (英語の場合発音を科学的に学ぶ必要はあるが)、基本的に話せる人が聞き取れないということはない。

実際、昔は会話が大の苦手だった先生も、この作文スキルをマスターしてからは、何語を勉強するにも最短距離で思うように習得できるようになったと言います。

皆さんも、教養あるネイティブに尊敬される英語をスピーディーに効率よくモノにするために必要な基礎知識が身についているか総点検してみませんか。知識に欠陥があったらそのオーバーホールをして知識を盤石にしましょう。そして、これまで「丸暗記」によらない、科学的な学習方法をどれだけ実践してきたかも考えてみましょう。そして、これまでそうしてこなかった方は、この「魔法の術」をこの機会にマスターしましょう。

そのために、猪浦先生がその選りすぐりのスタッフが考案したテストがこの「英語のCTスキャン」です。これであなたのウィークポイントを特定して、その部分を完璧に治療し、高度な語学力をつけましょう。

CTスキャンで診断するスキル

I. 語学的フィールド

  1) 基本文型が全部頭に入っているか

  2) 基本的語法が全部頭に入っているか

  3) 冠詞を適切に使えるスキルを身についているか

  4) 名詞句を自在に構成できるか

  5) 動詞の基本的な時制、態、相、法を使いこなせるか

  6) 発話に際し自らの意図を正確に表現できるか

  7) 比較表現のロジックが理解できているか

  8) 日本語にない関係詞による節を構成できるか

  9) 状況句(特に時の副詞表現)を正確に表現できているか     

II. 論理的思考力と日本語記述力、コミュニケーション術のフィールド

  1) 論理的思考力があるかどうか(文法面)

  2) 日本的な文を英語的論理に転換できるか(発想転換力)

  3) 英語的論理の文を自然な日本語に直せるか(日本語記述力)

  4) 語彙力(単純語彙力だけでなくコロケーション知識も含めて)があるか

  5) 会話スキル(語用論に関する知識)のセンスが磨かれているか  など

受講をお勧めする方

英語力CTスキャンはあらゆる方におすすめですが、必ず受けていただきたいのは下記のような方です。

1) 高い英語力をを目指している方(翻訳家、通訳、教師など)

2) 英語をビジネスで利用するレベルまでマスターしたい方

3) 英語を初歩からやり直したい方(このテストは「やり直し英語講座」としても最適です)

4) 英語の学習法に迷っている方

5) 英語以外の欧州言語の学習に方法論を応用したい方

 

出題形式

・和文英訳中心だが、診断の趣旨により、多様な出題形式をとる

・問題数は基本的に1ユニットあたり20題~30題程度だが、ポイントを一点に絞るので、出題文はシンプルにしてある

・分量が多すぎてたじろぐというモニターからの意見がありましたので、予めお知らせしておきますが、このテスト(講座)は「あなたのウィークポイントを明確にすることですので、通常の通信教育のように調べ物をして答案を作る必要はありません。むしろ答がまったく浮かばない場合は白紙で構いません。むしろ、辞書、参考書を使わず、自然と答えが出てくる問題だけお答えいただいて構いません。この点、当校の他の通信教育と180度取り組む方法が異なるのでご安心(?)ください。 

英語力診断の全24分野とその理由

全24分野を下記に理由と共にご紹介します。

丸暗記型の学校英語やTOEICのみを学習されている方は、歯が立たない分野があることをお分かり頂けると思います。

ユニットのテーマ

理由・説明

1

基本文型(1)

クセモノであるthere is 構文。この文型がどのようなときに使われるのか深く理解し、自在に応用できる人は、極めて少数です。

また事実上の目的語を従える自動詞もあります。またこうした自動詞と群動詞を混同している人がほとんどです。

丸暗記型の学校英語、受験英語、巷の英会話学校英語では永遠にマスターできないでしょう。

2

基本文型(2)

この文型をとる動詞を「コプラ(繋辞)動詞」と言いますが、これまで指導してきた方で、コプラの本質を理解している人は10%以下です。

従って、普通の自動詞をコプラ動詞として応用できる人はほとんどいないのが現状で、これも丸暗記型学習の弊害です。

3

基本文型(3)(4)

文型としてはパターン化されているのですが、問題は、名詞以外の目的語を自在に使える人が少ないことです。

また、日本語で第2文型で表現されるものが英語ではしばしばこの文型で表現されるので、その「発想転換」力がない人が多いのです。

4

基本文型(5)

この文型は、ビジネス英語、つまり正式な書き言葉の英語が書けるかどうかの鍵を握る文型です。

また、そのパターンはかなり多様です。TOEIC英語のような無意味な会話中心英語学習をしている人は全く歯が立たないということになります。(今から学び直していけば大丈夫です)

5

冠詞の基本用法

言うまでもなく、冠詞は英語でもっとも難しい文法事項です。それでも間違ってはならない最低限の法則というものがあります。

これらを理論的にきちんと理解している英語学習者にはほとんど会ったことがありません。学校英語教育の盲点と言えます。

6

名詞句の構成

名詞句を自在に組み立てられなければ話になりません。では、名詞を修飾する要素で、どのような語が冠詞の前に置かれるか、どのようなときに形容詞が名詞の後に置かれるか、ちゃんと頭に入っているかをチェックします。

この分野で苦戦する方は、名詞句の構成を体系的に学ばれたことがないことが原因です。

7

代名詞・不定形容詞の運用

代名詞、不定形容詞は文法項目のなかでは地味な項目ですが、ビジネスがらみのコミュニケーションでは間違えられない用法があります。

特に、one の使いかた、other を使った様々な形態の意味を数学的に理解して使っているかを確認します。

8

動詞の諸表現

英語、日本語の動詞の表現を比較すると実に差が大きいことがわかります。この表現を適確にできなければコミュニケーションが成り立たないことが分かることでしょう。

例えば「~している」という日本語は、英文でどのような時制をとる可能性があるか説明できますか。英語参考書のように時制がどうの、という説明は排して、このテストでは「要するに、英語に転換できるか」に集中してテストします。

9

現在完了と群動詞

英語の時制のなかでもっとも厄介なのが現在完了と群動詞です。そこでこのテストでもこの2つの項目に関してはトリッキーな部分を正確に表現できるかテストします。

10

受動表現

受動の表現は受動態だけではありません。

英語学習がもっとも苦手にしている項目のひとつが have(get) による受動表現、それと英語独特の風変わりな受動的自動詞です。これらを正確に理解できているかどうかチェックします。

11

副詞句(時)

驚くべきことに、初歩の英作文で時の副詞を一通り出題すると、その正答率は50%ほどなのです。

時を正確に表現できなければ、日常生活に非常に大きな問題が起きるのではないでしょうか。いわんやビジネス英語では致命的です。学校英語では、どうして時の副詞句を体系的に教えないのでしょうか。

12

副詞句(様態その他)

時以外の副詞句についても、特に「付帯状況句」など、正確さを欠く学習者が多くなってきています。

また、前置詞を伴なわない「対格名詞の副詞的用法」を習っていないので、文要素や品詞のことを考えない人が多くなってきています。まさに、フィーリング(ヤマ勘)読みの悪習はここに原因がありそうです。

13

比較表現

英語の形容詞の比較級語尾 er, または more という語は日本語で表現されていないことに気づいていますか。

比較表現は英語学習者がもっとも苦手とするもののひとつです。あなたは、どんな比較表現でもすらすらできる自信はありますか。

14

話法の助動詞

助動詞は、我々の生活で自らの意思を相手に伝える部分です。

これが間違ったら大きな誤解を生み、コミュニケーションが成り立ちません。
ところが、英語の話法の助動詞は実に多様で、また現在形と過去形で意味が微妙に変化したりします。

経験では、意外とこの表現の理解が不正確な人が多いのです。

15

従属節

名詞節、副詞節の基本的構文をチェックします。

名詞節は主として目的語相当節で、副詞節は、時、目的、結果、譲歩など機能別に典型的な従属接続詞を整理できていますか。

16

関係節

関係詞は冠詞、比較級と並んで日本語にない文法要素です。つまり日本語では表現されないのです。おまけに、英語の副詞句につく前置詞は、日本語では表現されないのです。

いまや、日本人学習者の何と85%がこの「前置詞付き関係代名詞節」を表現できないのです。当研究所で学び、15%に入ってください。

17

不定詞表現

英語の不定詞は、動詞を名詞として使うとき、副詞、形容詞として使いたいときの形式で、文法項目のなかでももっとも難しい項目のひとつです。

特に、「未来分詞」と呼んでもよい形容詞的用法を自在に使いこなせる人はなかなかいません。あなたは使いこなせている自信ありますか。

18

仮定法と条件法

英語の仮定法はproblematic です。というのは、英文法が「仮定法」と、本来フランス語の条件法の翻訳だった would, should などの用法を混同しているためです。

英語学習者はその犠牲者と言えますが、ともかく一貫性のない仮定法の説明のために、仮定法の本質を理解している学習は皆無に近いのが現状です。

しかし、ビジネス英語やフォーマルな会話表現はこの仮定法、条件法の動詞の語法をマスターしていないとできないのです。

19

相関構文、分詞構文

基本的な相関構文、相関語句が頭に入っているかをチェックするとともに、昨今苦手は人が多い分詞構文の基本的な型を身に着けているかをチェックします。

20

語彙運用力

語彙の力とは単純な語の置き換えだけではありません。まず、「dog > 犬」式の暗記も必要ですが、それ以上に必要なのは「日本語から英語への転換力」です。
「有名な」は famous でいいとして、そこには「~で有名だ」の「~で」のところにどういう前置詞を使うかも語彙力の一部です。また famous は well-known と語感がどう違うのか考える力も語彙力の一部です。

また、「高い鼻」の「高い」は long であることや、「スープを飲む」の「飲む」は eat であることなどの知識も語彙力の一部です。「選ぶ」を、状況に応じて choose, elect, select から適切な語を選ぶ力も語彙力です。

21

発想転換文(論理的考察力)

正確に英語を解釈し、英語を書けるには、正確な「直訳」ができなければなりませんし、それができないと、英語と日本語の論理の回路を比較できません。

これができないと英語的な文は書けませんし、彼らの真意を文面(発話)から正確に読み解くことはできません。

皆さんは、自分なりにそうした「表現の仕方の違い」を公式化してストックしていますか。

22

論理的思考力

昨今若い世代の学習者における論理思考力は低下しています。あたかも、インターネットや便利な学習ツールが発達すればするほど、そしてプロセスを飛ばして結論だけを教えてくれるツールに頼れるようになればなるほど、人間の頭の中にある考える細胞が退化しているかのごとくです。

それは、前置詞付き関係代名詞を使いこなせない学習者が増えていることからも実証されます。Time flies like an arrow. をコンピュータが「時蠅たちは矢が好きだ」と訳しても、何の疑いももたない人が増えているような不気味な現象が起きています。

23

口語慣用表現

コノテーション力が鈍っています。日本語の表現がそのまま英語でも同じ「ニュアンス、このテーション」を持つかどうかに鈍感な学習者が増えています。

24

和訳スキル

西洋的論理の文章を日本語らしく表現できるかどうか、日本語の記述力をチェックします。

 

 受講の流れ

受付(毎月随時受付)

申込書式に記入の上、メールでお申し込みください。事務局から折り返し返信いたします。

 

テキスト発送

テスト問題は、受講料のご入金確認後、一括してメールに添付してお送りします。郵送をご希望の方はあらかじめお申し出ください(郵送料として600円を申し受けます)。

 

答案提出

原則としてメールでの提出になりますが、事情により郵便による答案提出も可能です。郵便提出希望の方は、受講お申し込みの際に予めお知らせ下さい。

「通信教育」型受講生の方: 一週間に4ユニット(約80~100問づつ)を原則としますが、多少の答案の遅れで採点しないというようなことはありませんので、ご安心ください。全体24ユニットで、6週間で受講していただくことになりますが、提出期限は、原則としてテスト送付後4か月以内です。

「一括テスト」受講生の方: 答案提出期限は、原則としてテスト送付後2か月以内とします。

 

採点答案返信

「通信教育」型受講生の方: 答案提出後、原則として一週間程度でお返しします。

「一括テスト」受講生の方: 答案提出後、原則として二週間以内にお返しします。

解答テキストには各設問のポイントについての簡単な説明がついています。

最終判定

全問題添削後、一週間以内に添削担当の先生より「判定結果」と「今後の学習方法への指針」をお送りします。ご希望の方には、ウィークポイントを克服するのに役立つ教材など、場合によっては当校の講座、セミナーなどに関してもアドバイスいたします。 


料金はこちらをご覧ください。

https://polyglot.jp/blogs/special-course-re-english

 

 

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